診療報酬請求事務能力認定試験 合格前後

お客様との信頼関係が深まった

私は、レセプトコンピュータと呼ばれる医療事務会計やレセプト作成を行うシステムの販売会社でインストラクターとして働いていました。主な仕事はシステムを導入する医療機関へ出向き、システムの操作説明や導入時の立会い、導入後の質疑応答やトラブル対応などです。

 

システムの性質上、説明の中で医療事務の業務に関する質問を受けることがあったのですが、合格前は「各自で確認してください」、「社に持ち帰って確認します」といった返答しかできませんでした。ただシステム操作と医療事務をはっきりと線引きすることは難しく、答えられないことでお客様に不信感を抱かれることも多々ありました。

 

しかし合格後は医療事務についても答えられるようになり、またすぐにわからない場合でも、試験勉強で体系的に学んだことでどの部分の何を調べればいいか予想がつき、点数本を持ち歩いてその場で調べてすぐ答えられるようになりました。お客様との信頼関係が深まり様々な相談を受けられるようになったため、会社の利益になる仕事へ繋げられるようにもなりました。

 

合格前は、全国にいるインストラクターの一人として全く目立たない存在でしたが、会社に貢献できる仕事ができるようになり、また会社が資格取得を推奨する中、この「診療報酬請求事務能力認定試験」とそのほか数個の資格を取得したため、社長賞をいただくまでに評価されました。上司や同僚の見る目も大きく変わったと思います。

 

資格取得はあくまで結果であって、目的は医療事務の知識を自分の身に付けることです。「診療報酬請求事務能力認定試験」は医療事務に必要不可欠な診療報酬や保険制度を無駄なく体系的に学ぶことができるので、医療事務を勉強する手段として最適な資格ではないかと思います。