診療報酬請求事務能力認定試験 役に立った

医療費についての理解度が深まる

病院や調剤薬局に行くと必ずもらえる領収書や明細書。何だかよくわからない項目がたくさん並んでいて、しかも点数になっているので見てもさっぱりな方がほとんどではないでしょうか。

 

医療事務の勉強をしない限り、この領収書や明細書を見ても全く理解できないものです。しかし、ある程度勉強することで領収書や明細書を見れば何ににいくらかかっているか大体把握できるようになります。

 

例えば歯医者さんに行くと、以前は「今日はどうしてこんなに高いのだろう」と理解できず毎回ビクビクしてしまっていたのが、医療事務の勉強後は「今日は初診だし、レントゲンを撮って画像加算が○点になったから高くなったんだな」とか「今日は歯磨き指導があったから歯科衛生実地指導料が取られているんだな」と、自分が受けた診療と料金が照らし合わせられるようになり、安心して診察を受けられるようになります。

 

また、夜間や早朝に行けば高くなること、薬局でおくすり手帳を作れば加算されることなども理解できるので、余裕があれば行く時間を調整したり、必要ないものは必要ないと取捨選択できるようになります。

 

さらに高額療養費という制度を知って、将来の大きな病気やケガに対して必要以上に不安になることもないと考えられるようになるでしょう。

 

医療の制度は複雑なので知識がない人には難しく、病院や薬局の言われるがままなことがほとんどではないでしょうか。しかし、忙しい事務処理の中、事務員が会計を間違う可能性は大いにあります。また、必要以上に不安を煽り立て、本来必要のない高額な保険を進める保険外交員も多くいます。

 

知識は自分を守る武器になると思います。医療は自分や家族が生活していく上で欠かせない存在です。仕事に関わらず知識を持つことは大いに役に立つのではないでしょうか。